アークティック・モンキーズのアレックス・ターナーは古い楽曲をライヴで演奏するのが難しくなってきていることを明かしている。
『ザ・デイリー・スター』紙の取材に対してアレックスは「時々ライヴでは古い曲を演奏し通すのが退屈になってくるんだよね。つまり、曲で表現してる気持ちにもうならなくなったりするからね」と説明している。
また、アレックスは同じ曲を繰り返し演奏することと、同じ冗談を繰り返し話すことにたとえて次のように語っている。
「たとえば、同じ冗談を600回言い続けていると、もうそのおかしみが聞き取れなくなっちゃうもんなんだけど、時々、601回目くらいから、それまで全然気がつかなかったことが突然わかったりもするんだよね」
また、アレックスは新曲群が観客にあたたかく迎えられていることにほっとしていると語り、そのおかげで古い曲はセット・リストから外すこともできていると説明している。さらにアレックスはドミノ・レコードのオーナー、ローレンス・ベルへの敬意も次のように表明している。
「そもそも俺たちと契約しにきたのはローレンス・ベルだったからね。ローレンスが俺たちにいろんなことをやらせてくれたんだよ。なんかレコード会社の人間がスタジオで『わたしが探してたのは、あんな感じでこんな感じなんだけどな』と注文をつけるような、そんなよく耳にするような話じゃなかったんだ」
なお、アークティック・モンキーズは来月発表される『NME』アウォードで8部門の候補に選出されていて、最優秀イギリス・バンド賞、最優秀ライヴ・バンド賞、最優秀アルバム賞、年間最重要音楽活動賞、最優秀トラック賞、今年のヒーロー賞、最優秀ビデオ賞、最優秀ファン・コミュニティー賞の受賞にノミネートされている。
『NME』アウォード授賞式はロンドンのO2アカデミー・ブリクストンで2月26日に開催される。今年の『NME』アウォードはサウス・バイ・サウスウェスト・フェスティヴァルなどの開催地となっているテキサス州オースティンがスポンサーとなっている。
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