U2のボノ、契約を断られた無名時代のレーベルからの手紙が発掘される

U2のボノ、契約を断られた無名時代のレーベルからの手紙が発掘される

U2のボノが無名時代にRSOレーベルから受けた、リリース不採用の手紙が公開されている。

RSOはかつてアーティスト・マネジメントを手がけていたロバート・スティグウッドが立ち上げたレーベルで、ザ・ビージーズ、エリック・クラプトン、イヴォンヌ・エリマンなどのアーティストを抱え、『サタデイ・ナイト・フィーバー』や『グリース』、さらに『スター・ウォーズ』シリーズのサントラ盤の大ヒットでもよく知られていた。角の生えた赤ベコのイラストがレーベルのロゴとなっていたことでも知られている。80年代以降にはポリグラムに吸収合併され、レーベルとしては消滅したが、ボノがこの手紙を受けたのは1978年のレーベルの絶頂期に当たっている。

1978年5月10日付になっているこの書簡でレーベルは次のようにP・ヒューソン(ボノ)に宛てて作品採用見送りの旨を伝えている。

「ヒューソン様

『U2』のテープをRSOにまでお送りいただいてありがとうございました。慎重に吟味しながら聴かせていただきましたが、現時点の弊社には向いていないように感じました。

今後のあなたたちのキャリアが幸先のよいものになることをお祈りしています。

親愛を込めて

アレクサンダー・シンクレア」

この時期にU2は初のデモ音源を制作していて、その後、アイルランド国内のみでCBSと契約することになり、マネージャーのポール・マッギネスともこの手紙が届いた同じ5月に出会うことになった。マッギネスは2年後の80年にバンドにアイランド・レコードとの契約をもたらすことに成功した。

手紙の画像はこちらから。
http://consequenceofsound.net/2014/03/read-a-rejection-letter-u2-received-from-a-record-label-1979/
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