ジュリアン・カサブランカス、ルー・リードは自分にとって「すべて」だったと語る

ジュリアン・カサブランカス、ルー・リードは自分にとって「すべて」だったと語る

ザ・ストロークスのジュリアン・カサブランカスは、昨年他界したルー・リードを偲んで「過激なアーティストの代表の一人としてラシュモア山に刻まれているよ」と語っている。

ラシュモア山とはアメリカのサウスダコタ州にある岩山で、ここにはアメリカの歴史上の代表的な偉人としてジョージ・ワシントン、トーマス・ジェファソン、セアドア・ルーズヴェルト、エイブラハム・リンカーンの4人の大統領の彫像が岸壁に刻まれていることで知られている。ジュリアンは『NME』の特集用にセレブラル・ボールジーのホーナー・タイタスの取材を受けて、ルーについて次のように振り返っている。

「ルーが亡くなった時はほんとに悲しかったよ。心から本当に動揺したから。ルーはすべてなんだよ……ぼくがレーベルを始めたのも、音楽を始めたのもさ。ぼくは不公平に感じてたくらいなんだ。ルーは一人だけあまりにも素晴らしいアーティストだったからね」

「でも、メインストリームで聴かれるアーティストではなかったよね。ぼくとしては、正直言って、薬物に手を出し過ぎたのかなとも思うんだ。でも、ライヴについてもね、よく考えてみるとぼくがルーの魅力だと思ってたのは、すべてが同じように鳴るようにはしてなかったところなんだよね。なんか断絶があったんだよ。自分がどれだけ慕われているのかあまりわかってなかった様子だったのも、そのせいだと思うんだ。っていうか、多少はわかってたはずだと思うし、ボブ・ディランや自分について人が語っているのを耳にしたことだってあったはずだけど、でも、メインストリームではなかったということだよね。でも、ぼくにとってはね、過激なアーティストの代表の一人としてラシュモア山に刻まれてるようなもんだよ」

なお、ジュリアンは自身のソロ・ユニット、ザ・ヴォイズを立ち上げていて、新曲"Can I VHS You?"のビデオを公開している。

"Can I VHS You?"のビデオはこちらから。

(c) NME.COM / IPC Media 2014
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