ジョン・ライドン、ミュージカル『ジーザス・クライスト・スーパースター』に出演

ジョン・ライドン、ミュージカル『ジーザス・クライスト・スーパースター』に出演

元セックス・ピストルズのジョン・ライドンが、イエス・キリストの生涯を追ったミュージカル『ジーザス・クライスト・スーパースター』の最新版の公演に出演することが明らかになっている。

『ジーザス・クライスト・スーパースター』はイギリスの作曲家のアンドリュー・ロイド・ウェバーと作詞家のティム・ライスによるロック・オペラで、最初はキリスト役にディープ・パープルのイアン・ギラン、キリストを慕うマグダラのマリア役にイヴォンヌ・エリマンらを配した形でアルバムとして制作され、1971年にはブロードウェイでミュージカルとして上演されることになった。

その後、世界各国でも上演される人気作品となっているが、今回のウェバー=ライス版ではジョンがヘロデ王、インキュバスのブランドン・ボイドがイスカリオテのユダ、デスティニーズ・チャイルドのミッシェル・ウィリアムズがマグダラのマリア、キリストを磔刑に処すピラト総督に元イン・シンクのJC・シャゼイらが務め、ツアーとして6月9日にからニューオリンズで開幕を迎えるという。なお、要となるキリスト役はイギリスのテレビのオーディションで決定される。

その一方で、ブランドンはMTVのリアリティ番組『ザ・リアル・ワールド』にも出演したことのある人物からストーカーとして裁判所令を発効させられ、困惑していることが明らかになっている。裁判所令を要請したのはスヴェトラナ・シャスタマンという女優で、これまで数年間ブランドンからストーカー行為を受けていて、殺害予告まで受けていたという訴えを起こしていて、ブランドンはシャスタマンの90メートル以内に近づいてはいけないという禁止令を出されている。

しかし、ブランドンの代理人はブランドンがシャスタマンことなどは知らず、なんの関係もない人物だと次のように説明している。

「ブランドンは確かにそうした裁判所令を受けていますが、まったくなんのことかさっぱりわからない状態です。この人物のことを知りもしないし、一度も会ったことさえないとのことです」

なお、ジョン・ライドンは新しい自伝を準備中で今年の10月には刊行される予定だと伝えられている。これまでにも『Still a punk―ジョン・ライドン自伝』を刊行しているジョンだが、今回の自伝はジャーナリストのアンドリュー・ペリーとの共著となり、その内容についてジョンは次のように語っている。

「この本は基本的に真剣にリスクを引き受けようとする人間の生き様についてのものなんだ。俺に倣えばほかの人が安全になるように俺は生きてるんだよ。声を上げれば、評価される、そんな時に俺は真っ先に声を上げるやつなんだ。ただ、俺の生きている世界では俺はいつも見過されるんだよ」

(c) NME.COM / IPC Media 2014
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする