メニュー


奏でられる一音一音が弾けるようにフレッシュで、瑞々しい生命力に溢れていて、穏やかな喜びの表情を浮かべて広大なフロアに放たれていく。初日(28日)の幕張GALAXY STAGEにも出演したbonobosがインテックス大阪で繰り広げたパフォーマンスは、やはり格別の体験だった。

序盤の“ファンタスキッス”ではフロアに掲げられたいくつもの手がゆったりと左右にウェーヴし、続く“Someway”では一転、力強いビートが誰しもをジャンプ・アップさせる。蔡忠浩(Vo&G)の伸びやかなハイトーン・ヴォーカルにあわせて、シンガロングも盛大に沸き起こった。ラヴ&ピース&フリーダムというフェスの思想を体現したようなその大らかなサウンドに、体が嬉々として反応せずにはいられないのだ。

終盤には「4月にはニュー・アルバムが出ます!」と嬉しいニュースも開陳。「優先的に僕らのアルバム買って下さい(笑)」とセールス・トークも忘れずに、終盤も“Standing There ~いま、そこに行くよ~”、“THANK YOU FOR THE MUSIC”とハッピーなヴァイブスを隅々にまで響き渡らせて、PLANET中に笑顔を芽吹かせたbonobos。終演後も顔がほころんで仕方がないくらい、ごっつええライヴでした!