MOON STAGE 中盤戦、まずはランクヘッドが登場! 1曲目、メロディの美しいミドルテンポの“プルケリマ”で徐々に上がったテンションが、続く“体温”“前進/僕/戦場へ”で一気に攻撃モードへ! 場内に突き上げられたこぶしが、跳ねる、跳ねる! これこそ、切ない気持ちを激しさへと昇華する彼らのギターロックの魔法なのだ。「あなたに会えてよかった」と歌う新曲“カナリアボックス”から最後の“月光少年”まで、ますます力強くなったサウンドを叩きつけて疾走した30 分だった!
そして、いよいよ近づくカウントダウンの瞬間を迎えるべく登場したのはbonobos! “第九”のSEで煽ると、1曲目は軽快なダンス・ナンバー“今夜はGroove me”! メンバーの嬉しそうな笑顔、辻(Dr)の手拍子がみんなにハッピーなヴァイヴを伝染させて、続く“Mighty shine, Mighty rhythm”“愛してるぜ”の跳ねるようなリズムが、いつの間にかステージを最高のパーティに変える。蔡(Vo&G)の優しく震える力強い声と、それぞれの楽器が歌いだすようにオーガニックなアンサンブル。“あの言葉、あの光”“運命の人”まで、とにかく気持ちいいまま時間が過ぎる。……と、気づけばスクリーンに「59」のカウント開始! 「ちょうど1分前だ!行くぞ!」との掛け声でメンバーはバズーカ砲(?)を構え、「10,9,8、……3,2,1」のカウントと「あけましておめでとう!」でパーカッションの松井は赤フンドシ一枚になり、2006年がやってきた! 新年1曲目は祝祭にふさわしく“THANK YOU FOR THE MUSIC”の大合唱だった。 ピースフルでハッピーな最高の瞬間をありがとう!(松村耕太朗)
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