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2日目のPLANET STAGEのトリを飾るのは、ACIDMANの3人。今年、6作目のアルバム『LIFE』のリリースと、ファイナルを幕張メッセで飾った「ACIDMAN LIVE TOUR “LIFE”」を経て、そのライヴ・パフォーマンスに無限のスケール感を獲得したACIDMAN。彼らの2008年のラスト・ライヴを迎え撃つべく、PLANET STAGEびっしりオーディエンスが詰めかけた。

“World Symphony”"から口火を切ったステージは、『LIFE』の楽曲と過去のナンバーを散りばめた強力なセットリスト。3ピースが描く鉄壁のサウンドスケープが、天井知らずの高揚感をオーディエンスにもたらしてくれる。いずれの曲も巨大な歓声とハンドクラップに迎えられ、破格の盛り上がりを見せた。

「2008年と2009年を繋ぐCOUNTDOWN JAPANにこんなにたくさんの音楽好きが集まってくれて嬉しいです、ありがとうございます」という一悟(Dr)のMCは、惜しくも最後の部分で噛んでしまう。「あとちょっとだったね」と笑う大木(ギター&ヴォーカル)とサトマ(ベース)。切迫感のある楽曲が続くライヴの中で、少しだけ張り詰めたがフッと軽くなる。ステージ上の3人も、今日はすごく楽しんでいるのが分かる。

「こういう音楽好きが集まる場所があることを、とても幸せなことだと思う」と語る大木。楽しい時間を過ごすことで世界が少し変えられるという祈りにも似た想いが、ACIDMANの音楽の芯にある。心の琴線にそっと触れるようなあの強く優しいメロディーも、そんな想いから奏でられるのだ。それをPLANET STAGEを埋め尽くしたオーディエンスが分け合う光景は、言葉にならないほど熱く、美しいものだった。

アンコールは“赤橙”と“Your Song”。大きな拍手が贈られた万感のフィナーレで、ACIDMANの2008年最後のライヴは終了した。