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昨年のRIJ10周年では、GRASS STAGE2日目のトリとして、感動的なフィナーレを飾ってくれたDragon Ash。本フェスには欠かせない存在である彼らが、今年は空がオレンジ色に染まり始めた夕刻のGRASS STAGEに立つ。 スティールパンの音色が美しいIntroに乗って登場。ダンサーふたりがハンズクラップ。いきなり、“Freedom”だ! Kjの「飛び跳ねろー!」という掛け声で、GRASS STAGEがいきなり揺れる! ラテンの高揚感、Kjの意思の強い声、そしてメランコリックなメロディにのって、一気に感動的な祝祭の雰囲気に包まれる。「東京からきました、ミクスチャーバンドのDragon Ashです」なんて若手バンドみたいな挨拶で沸かせつつ、中盤~後半は、RIJの歴史に刻まれるべきシーンが満載だった。“Ghost remains”ではUZI-ONEが登場。今年6月に解散したSBKへのオマージュとして“Back to the basic”をカヴァー。そして、ラッパ我リヤが登場し、“Deep Impact”を披露! GRASS STAGEを大いに揺らして、「ひとつだけ訊かせてください。ミクスチャーロックは好きですか?」「俺らがやりたいからやってるんだよ!」と目をひんむいて叫ぶKj。SATOSHI(山嵐)、KO-JI(GNz-WORD)と共に、「ロックが好きな皆さんに歌います」と披露したのは“Rock Band”――Dragon Ashのミクスチャー・ロックへの愛、音楽への愛、そして、最後には、「毎年このフェスがあるからがんばれるっていう人いるでしょ? 俺らもそうなんです!」と、RIJへの愛も語ってくれた。RIJの次なる10年の初年にふさわしい、あまりにも感動的なステージだった。(岡崎咲子)