映画としての物語を超えて、関わるすべての人が自分の人生と直結した物語としての『スター・ウォーズ』を持っているのが、このシリーズの他の映画とは全く違うところ。
だからメイキングは、それぞれの出演者/スタッフにとっての、たくさんの『スター・ウォーズ』の物語が交錯する、ものすごく濃厚なものになるだろうと思っていたが、想像以上だった。
なのでいろいろなところにフォーカスしながら何度も観て楽しめる内容なのだが、やはりまずはハリソン・フォードにとっての『スター・ウォーズ』の物語という視点に僕はフォーカスして観た。
甦ったミレニアム・ファルコンに再搭乗したところもグッときたし、クランクアップのときの表情は、何とも言葉にできないものだった。
J・J・エイブラムスは『スター・ウォーズ』の意志を未来に継承する素晴らしい仕事を成し遂げたのだなと、改めて思った。(古河)