illionのワンマンライブを観た!

新木場スタジオコースト初日。
illionの特筆すべき点は、そのサウンドデザインの驚異的な自由さ。
ときに植物のように根を張って大地から養分を吸い取り、ときに大鷲のような翼で舞い上がり、ときに目からレーザービームを放出し、ときにエーテルの海をエラ呼吸で泳ぎ回るような、三次元空間では説明がつかないくらい想像力のリミッターを外しきって描かれる変幻自在の音楽。
ここまで異形を極めながらポップでもあるサウンドフォルムを創造できる人は、そうそういない。

しかも日常の中に、このようなぶっ飛んだ非日常を見出だす目を持つということに、シリアスなメッセージを込めているところも野田洋次郎のプロジェクトならでは。
RADWIMPSと平行して活発に、このillionを動かすことの真意をどこかでじっくり訊いてみたい。(古河)
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