ASIAN KUNG-FU GENERATION“リライト”は今も僕らに問いかける


やはり“リライト”は、間違いなく2000年代以降の日本のロックを代表するアンセムのひとつだ。

この2016ver.を聴いても《軋んだ想いを吐き出したいのは存在の証明が他にないから/掴んだはずの僕の未来は「尊厳」と「自由」で矛盾してるよ》という歌い出しが問いかけたものの中に今もまだ自分達はいると感じる。

そしてアジカンは、それだけ大きな問いを投げかけたことに自分達で気づき、そこに再び立ち戻ることが新たなチャレンジになるまで、歩みを止めずに目の前の超えるべき壁に逃げずに向き合い続けた。
本当に凄いバンドだ。
未来を疑う力と、未来を信じる力の両方が極めて強く、そのふたつの力の摩擦が歪ませるようなアジカンのギターサウンドは、2016年の日本のロックシーンにも強烈なDNAとして息づいている。(古河)
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