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    Nissyのツアーファイナル、極上のエンターテインメントの余韻に浸る

    Nissyのツアーファイナル、極上のエンターテインメントの余韻に浸る
    昨日は横浜アリーナにてNissyのファーストツアー「Entertainment 1st LIVE」の追加公演2日目、つまりツアーファイナルを観てきたのですが、その余韻がもう今日になっても冷めやらない。
    未だにずっとドキドキしているので、少々長くなりますが以下に想ったことを。


    昨日の公演は、15時に開演してアンコールまで全部終わったのがだいたい18時半くらい、約3時間半という大変な長丁場のライブ。
    (ファン的にはそうでもないかもしれないけど、普通のバンドだったら2回ライブできるくらいの長さですからね。笑)
    でも、横浜アリーナの端から端まで、1席1席まで、1分1秒たりとも抜け目なく「エンターテインメント」が張り巡らされていて、時間なんかはまったく感じさせない、魔法のような3時間半でした。


    たとえば、衣装チェンジで自分がステージにいなくなる瞬間もお客さんの気持ちを切らさないためにはどうすればいいだろうか、とか。
    ステージの真反対に位置する客席の人にも、自分を近くに感じてもらえるにはどうしたらいいだろうか、とか。
    自分の歌声をお客さんが望む最大限の形で聴かせるにはどんな曲を歌えばいいだろうか、とか。
    このダンスを最大限楽しんでもらうためにはどんな照明や映像を使えばいいだろうか、とか。


    そういう、数えたらキリがないくらいにたくさんのことがきっちり考え抜かれたこの1stライブは、「”エンターテインメント”というのは単なる娯楽ではなく、”人々を楽しませるもの”でなくてはならないのだ」という西島隆弘の強い意志と覚悟の塊だった気がします。
    それは、緻密に計算された演出だけでなく、話し始めたら止まらない(笑)ラフなMCにしてもそうだし、何よりその意志の強さが一番鋭く現れたのが、「言葉にすると説明になってしまうから」「僕は歌手で、エンターテイナーだから」と言って、AAAを卒業する伊藤千晃への想いを歌に託した場面だったと思うんです。


    西島隆弘という人の持つ圧倒的なパワーとバランス感覚はAAAの中でももちろん存分に発揮されているけれど、AAAという服を脱いでひとりで表現をしようとしたとき、彼がこんなに濃度高くエンターテインメントの権化となれる、というのは個人的には予想を上回る驚きだったし、それは逆に「卓越した"個"の集団であるAAA」という認識をより一層強くするものでもありました。
    個人が輝いていると、間違いなくグループも輝いていると感じさせてくれる集団なんですよね、AAAって。


    いやしかし、1st LIVEでこのクオリティなら次は一体どうなってしまうんだろうか・・・。
    そんな妄想と興奮のせいで、寝不足で月曜を迎えた人はきっと私だけじゃないはずです。笑(安田)
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