岡田准一×山田涼介、『燃えよ剣』の真剣勝負な撮影現場を振り返る

岡田准一×山田涼介、『燃えよ剣』の真剣勝負な撮影現場を振り返る

CUT6月号(5月19日発売)では、映画『燃えよ剣』で共演する岡田准一と山田涼介が登場。岡田准一は、新選組副長・土方歳三を、山田涼介は天才剣士・沖田総司を演じる。事務所の先輩後輩という関係でもあるふたりに、撮影現場でのエピソードや役作り、作品への想いを対談形式で訊いた。

『燃えよ剣』は新選組ブームの火付け役ともなった司馬遼太郎の名作だが、本作で描かれた土方と沖田について、それぞれどんなところに惹かれ、魂を込めようと思ったのかを訊くと、ふたりとも率直な想いを語ってくれた。

余計なことはあまり考えていなかったかもしれないです。初日はさすがにめちゃくちゃ緊張してて、それどころじゃなかったですけど(笑)。ただ現場に入ったら、そこにすでに新選組が「いた」んです。沖田はそんな新選組の面々をどこか客観的に見ながら、少し引いた立場でいられる役柄だったので、みなさんが作ってくれた空気の中に飛び込めていけたんです(山田)

今回の新選組というテーマは、人物の魅力で彼らの生きた歴史を見せていくのがすごくやりやすかったですね。土方の場合は「男の一生は美しさを作るためのものだ」という言葉を残しているくらい、美意識に生きた人。だから僕もその言葉を信じて、美意識を突き詰めた芝居を目指しました(岡田)

新選組の魅力は、生き様と同じくらい死に様にもあるということを本作では沖田の最期のシーンで実感させられる。役作りでの減量で撮影当日は意識が朦朧としていて覚えていないと語る山田だが、当時のことを次のように振り返った。

撮影所に入った僕を見て監督が笑ったんです(笑)。笑ってくださったのが嬉しかったんですよね。あ、今の自分は沖田の最期に相応しく見えてるんだなって思えて(山田)

あのシーンの沖田について、京都のスタッフの皆さんが絶賛してましたからね。「神懸かっていた」って、それを嬉しそうに僕に伝えにきてくださったんです(岡田)

ほかにも、剣技の指導・監修も務めた岡田による殺陣シーンのこだわりや、殺陣初心者の山田への岡田の指導エピソードなど、作品への熱い想いをたっぷりと感じられる対談テキストとなっている。ふたりの凛とした存在感や、先輩後輩の関係性が垣間見れる無邪気なツーショットグラビアも必見。

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