現在発売中のCUT1月号にて、アニメ『違国日記』特集をお届けしています。ヤマシタトモコさんのマンガ『違国日記』。孤独を愛する小説家の慎生と、ある日突然両親を亡くした15歳の姪・朝が、それぞれの孤独を抱えながら、共に暮らしていく同居譚。過去には映画化もされている本作ですが、アニメ化の知らせに歓喜したファンの方、多いのではないでしょうか(私はそのひとりです。 全篇詩的なセリフで紡がれた「言葉」の物語を「声」で受け取れるなんて。今回CUTでは沢城みゆきさん×森風子さん対談──というよりは「慎生×朝」対談そのものなのでは……?と思わずにはいられないほど、役とシンクロしたおふたりのインタビューをお届けしています。『違国日記』愛あふれるインタビューより、以下一部を抜粋してご紹介。
(慎生と朝の)ここだけの関係をちゃんとやろう、という気持ちで臨みました。気をつけないとつい母親として「朝」と呼んでしまうんです。やめて、というような親としての制止のニュアンスが入るというか。槙生は「やってもやらなくてもどっちでもいい。ただ、あなたを今呼んでいる」という感じで「朝」と呼ぶのがすごいんです。ここを間違うと、関係があっさり崩壊してしまう(沢城)
お母さんだと思ったことは一度もなかったです。1話で朝は槙生ちゃんのことを「変な人」って言うんですけど、みゆきさんの槙生が、ちゃんと変な人でいてくださったのでめちゃくちゃ言いやすかったです(笑)。ふたりの関係を言葉にするのは難しいですね。わかり合えないけど共生していこうというお話だから……もはや関係に名前はないというか、いらないのかもしれないですね(森)
私は演じてみて、こんなにも自分の中に落ちてくるのかと驚いたセリフがあるんです。5話で「私、軽音部入っていい?」と聞く朝に、「もちろん。あなたの好きなようにしなさい」と返す槙生のセリフ。その会話の前にも軽音部に入ることについて話したことがあるのに、朝はGOを出されたと思っていなかったんですよ。それで槙生は──言葉というのは、子どもに対しては特に、相手が欲しい形にして、手渡さなければ伝わらないんだとすごく実感した印象的なシーンです(沢城)
……と抜粋だけでもグッときてしまうのですが、本誌では最後までたっぷりと素敵なお話が詰まっていますので、全文はぜひお手元にて。じっくり読んでいただきたいです。(田畑早貴)あのセリフ、私にもスッと落ちてきました。「許された」と思った記憶があります(森)
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