生田斗真、朗読劇という新たな挑戦。そして、今だからこそ語るエンタメの未来。

生田斗真、朗読劇という新たな挑戦。そして、今だからこそ語るエンタメの未来。

9月18日発売の『CUT』2020年10月号には、9月28日にEX THEATER ROPPONGIで開幕する朗読劇『ハロルドとモード』に出演する生田斗真のソロインタビューが掲載されている。

新型コロナウイルス流行により、演劇をはじめとする舞台芸術はとりわけ大きな影響を受け、生田斗真も主演舞台が公演途中で休演を余儀なくされたひとりだ。そうした状況を経ての本作への出演について、その意気込みを次のように語る。

舞台『偽義経冥界歌』の最中に新型コロナウイルスの影響で外出自粛期間に入ってしまって。不完全燃焼のままモヤモヤずっと過ごしていたんです。いつになったら自分たちは仕事ができるんだろうって不安な思いを抱えて……こういうときって本当に自分は何にも役に立てることがないんだなって思ったり。そういうことを考えていた最中にいただいたのが、この『ハロルドとモード』のお話だったんです。だからある意味、自分の中ではリベンジ・マッチのような気分にもなっています

ハロルドは「自分はひとりだ」と思っていた少年で、そこにモードという自分を肯定してくれる人が現れるわけですよね。僕らもステイホームの時期ってまさにひとりで、孤独だったし、他人と関わることができない時間をみんなそれぞれに過ごしていたと思うんです。僕も、「ああ、俺ってこんなに友達少なかったんだ」ってなりましたし(笑)。でも、「そんなわけない」と、この作品を観ると思えるんじゃないかって

また、パンデミックが終息に向かい、再び多くの役者たちとともにステージに立てる日を見据え、自身のエンターテインメントへの想いについても改めて気づきがあったそうだ。

演劇ってお客様に観ていただいてなんぼの世界なんですよね。今回のようなことが起きて、お客様の前に立てない、何も提供できない瞬間が訪れると、その問題が突然目の前に迫ってくるんですよ。「いや、わかっていたけど、やっぱりそうだよね」って。それを経験したことによって、今まで以上にお客さんのために演じたい、人のために自分の時間を使いたいと、思うようになってきたんです

このほかにも、本作のヒロイン・黒柳徹子の印象や、ハロルドへの想い、外出自粛期間中にインプットしたことなど、話題は多岐に及び、今だからこそ語られた必読の内容となっている。撮り下ろしのポートレートと合わせ、必読の記事だ。

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