今自分は、「心」と「理」という、相反するふたつの言葉の間にいる――折坂悠太、アルバム『心理』を語る

今自分は、「心」と「理」という、相反するふたつの言葉の間にいる――折坂悠太、アルバム『心理』を語る

明日10月19日(火)発売のCUT11月号で、折坂悠太さんにお話を伺いました。3rdアルバムをリリースし、それに『心理』と名前をつけた折坂さんの、今の気持ち、楽曲に込めた想いをたっぷりお届けします。

タイトルを付けるのは実はいちばん苦労した作業で、最後の段階でなんとか付けたという感じです。何かしら名前を付けなきゃいけないような気はする。じゃあなぜそこまで自分に迷いがあるのか、みたいなことを考えた時に、歌そのものは感情で作っている部分はあるけれど、それだけでは取りこぼすものがあると思えて。やっぱりふたつの基準の間で揺れ動いていたというのが大きかったんですよね。それで、「心理」という言葉のなかには「心」と「理」という、相反するふたつの言葉があるような気がして、その字面を眺めた時に、ああ、今自分はこのふたつの間にいるなという感じがしたんです


コロナ禍でスケジュールが流れ、本来ならば2020年にレコーディングが行われる予定だったものが延期に。作品はその時々で「今」のものにしたいという思いの下、改編、新録を重ねながら本作が出来上がったと言います。

何十年後かに、コロナ禍ではここが分岐点だったみたいなことにもなるのかなと思っていて。その時に私が何歳になってるかわからないですけど、後輩のミュージシャンや自分の子どもたちに「あんたあの時何やってたんだよ」って思われるようなものは作りたくないなというのはあって。なんかあの時代、2021年には『心理』っていうアルバムがあって、まあまあいいアルバムだったよなって言ってもらえたら(笑)。そういうものを残せたんだったらいいなと思います


本誌のインタビューでは、一曲一曲の制作エピソードなどもお伺いしています。ぜひアルバム『心理』を聴きながら、CUT11月号をお楽しみください!(畠山このみ)

CUT11月号は現在以下にて予約可能です。

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