1月19日発売のCUT2月号にて、公開中の『劇場版 呪術廻戦 0』特集を敢行しました! 本特集では、『0』の主人公=乙骨憂太役の緒方恵美さん、禪院真希役の小松未可子さん、狗巻 棘役の内山昂輝さん、パンダ役の関 智一さんへのインタビューを掲載しています。
キャスト陣の役への解釈、『呪術廻戦』という作品への想いが詰まったインタビューはぜひ誌面で全文チェックしていただきたいのですが、ここではそのコメントを一部抜粋してご紹介します。(劇場版ネタバレに触れる箇所もあるので、未視聴の方はお気をつけください!)
乙骨は呪われていることで追い詰められているところからスタートしているので、そうではなかった――呪われていなかった彼はどういう人だったのかというのが、なかなかわからなかったんですね。(中略)物語の最後のほうで、夏油(傑)に「女誑しめ」って言われてしまうようなセリフを素で言える人、言えるようになる人の芯は、どこにあるのか。かっこよさそうなセリフをかっこよさそうに言うことはできるけど、それでは演技をしているような演技になってしまって、誰にも刺さらないセリフになってしまう。私が乙骨を演じる以上、それっぽい言葉の上っ面だけを言っている人にはなりたくなくて、その言葉が実体を持って自然に出る人物にしたかったので、悩みました(緒方)
真希って、1年生のときと2年生のときとで同じようなセリフが結構あるんですよ。たとえば「自分には呪力がない」という説明は、2年生時の何度も話したことがある話し方と、1年生時の、他人に対してまだあまり言ってないときの話し方では明確に変えられたらと思って。そこは個人的には大きかったです。同じ説明ならではの難しさがありました(小松)
初対面からあれだけ一緒に頑張って敵と戦って、苦楽を共にした乙骨が2年生になったら忽然と姿を消している。その喪失は、2年生組には大きかったんじゃないかなと思いましたね。乙骨に関して、TVシリーズでは不在の同級生がいるということが少し言及されるくらいだったので、いなくなった経緯が気になってくるし……。憂太がいなくなって、棘はどんな気持ちだったんだろうと思いを馳せることもありました(内山)
最初はどう演じたらいいんだろうって迷いました。何の説明もなく、ただパンダです、しかなくて(笑)。(中略)どういう解釈もできるキャラクターなので、最初はかなり迷っていたんですけど、「お父さんとしてやってほしい」という演出をいただいて、「なるほど」と。そこで指針ができたので、すごくやりやすくなりましたね。時としてちょっと場違いなダジャレっぽいことを言ったり、場の空気をわざと壊したりしつつ、それによってみんなを結んだりするお父さん。今は、そういう立ち位置なんだなと認識してやっています(関)
インタビュー後半では、みなさんそれぞれが思う「『呪術廻戦』が持つ“光”や“救い”」についても語ってもらいました。読めばもう一度映画を観たくなる、そんな特集になったと思います。まだ映画をご覧になっていない方はもちろん、すでに観たという方もぜひ手に取っていただけると嬉しいです。CUT2月号は、明日1月19日発売です!(山下茜)
CUT2月号は現在以下にてご予約可能です。