ドラマ『あいつが上手で下手が僕で シーズン2』(通称『カミシモ』)での共演以来、しっかりと共演するのは意外にも今作が二度目のおふたり。白井晃さんが演出を務める今作への意気込み、お互いへの思い、そして今年の展望まで、じっくり語り合ってもらいました。以下インタビューから一部抜粋してご紹介します。
つばさくんは本当に稽古が好きなんだなって思います。常に新しい発見をしようとしているというか――つばさくんが以前『ロールプレイングゲーム』って表現していたんですけど、まさに毎回何かを拾って、出会った人と交わることでレベルアップしていくような感覚で稽古場にいるんだろうなって感じて。(中略)つばさくんは、どこにいても空気感が変わらないのが素敵だなって思うんです。そこは、初めて会った時から変わらず、今もそうです。当然、つばさくん自身の中ではいろんな変化があると思うんですけど、その変化をあんまり表に出さずに、表現とかには反映させていくというのかな。そういうところが魅力的だと思います(和田)
男女だったら結婚してたかもしれないくらい、運命的だと思ってる(笑)。エウリディケがオルフェへ「何を考えてるの?」って訊くセリフがあるんですけど、それを言いたくなりますよね。たぶんまだ知らないことのほうが多いと思うし、もっと知りたい。すごく興味がありますね。僕、あんまり人に興味を示さないタイプなんですけど、雅成には「この人のことを知りたいな」と思わせてくれる魅力があるんですよ(崎山)
撮影中も仲の良さは健在。「和田さんはカメラ目線で、崎山さんは和田さんのほうを見てみてください!」というカメラマンの指示に対し、和田さんのうしろで変顔をしたりピースしたりとふざける崎山さん。逆ターンでは、崎山さんの服の袖をちょんとつまんでみたり崎山さんのつむじを押さえてみたり真顔でふざける和田さんに、思わず崎山さんが爆笑する場面も。↑のオフショットは、撮影後にまったりしていたおふたりを激写しました。
ちなみに、インタビュー中の「男女だったら結婚してる」という発言のたび、きゅるんとした顔で(あごに両手をグーで添えるポーズをしながら)和田さんを見つめる崎山さんに対し、「もしかしてエウリディケ?(笑)」とすかさずツッコむ和田さん。流れるようなノリツッコミに「さすがわらビー!」と感激すると同時に、相性抜群のふたりが舞台『エウリディケ』でどんな化学反応を起こすのか――今から期待に胸が膨らむ取材となりました。舞台を観る前にも、観た後にも、何度も読み返して楽しんでいただけたら嬉しいです!(阿部文香)
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