発売中のCUT10月号に、七海ひろきさんが登場!
今回お話を伺ったのは、本日から東京公演が幕を開けたばかりのミュージカル『七色いんこ』について。七海さんは本作で、演劇の世界にその名を密かにとどろかす代役専門の名役者・七色いんこを演じます。
製作発表の記者会見でもおっしゃっていたとおり、宝塚歌劇団退団後、七海さんが「ミュージカル」と銘打った作品に出演するのは今回が初めて。舞台、声優、アーティストと多彩な活躍を繰り広げる今、ミュージカルにかける意気込みをあらためて語っていただきました。
以下、インタビューを一部抜粋してご紹介します。
去年、ブロードウェイミュージカルを観に行ったんです。そこで本場のミュージカルに触れて、あらためて「ミュージカルの歌は、気持ちがあって歌うものなんだ」と実感できたんですよ。(中略)日本とは違う方向のエネルギーを感じました。日本のミュージカルももちろん素晴らしいんですけど、アメリカに行ったことで、世界の広さを知ったといいますか(笑)。これまでやってきたこととはまた違ったミュージカルの魅力を知ってから、初めて出演するミュージカルで、自分のお芝居や歌がどうなるのか。自分でも楽しみですし、観てくださるみなさんにも、楽しみにしていただきたいです
デビューから5年間、アーティストとしていろいろな曲を歌わせていただいてきたことで、一つひとつの曲を歌うときに、「この歌詞に描かれている人は、どういう人生を背負った、どんな人なんだろう?」と考えることが楽しくなってきたんです。そんなふうに感じるようになったことで、ミュージカルで本当に役として歌うときでも、より自然に曲に入れるようになる気がするんです。聴いているみなさんに、「そうだよね、その気持ちだったらもう、セリフだけじゃ表現できないから歌うよね」と思ってもらえるんじゃないかなと
インタビューを通して感じたのは、七海さんは常に多角的な思考をしている方だ、ということ。演者としてはもちろん、ある面では「演出家」のような視点を、そしてそれを受け取る「観客」側の意識を決して見失わず、自分の立っているところを自覚しているのです。だからこそ七海さんが演じる役にはこんなにも奥行きがあるのだとあらためて実感するインタビューになりました。全文は、ぜひ誌面でじっくりお読みいただきたいです!
そしてブログでは撮影後のオフショットをお届けしていますが、誌面には、フレアな光が印象的な、どこか幻想的な撮り下ろしを掲載しています。インタビューと合わせて、こちらもお見逃しなく!(山下茜)
CUT10月号は現在以下にてご購入可能です。