行定勲 監督
2010.01.15 20:06
今日は、行定勲監督のインタビュー。
先月も新作『パレード』のプロモーションの一環として、原作者の吉田修一との対談を敢行したとこのブログでお伝えしたけど(掲載は現在制作中の2月19日発売のCUT)、今回も吉田修一の原作の映像化のインタビュー。しかし面白いのは、これが映画ではなく、BeeTVで放映されるケータイドラマであること。
吉田修一の短編集『女たちは二度遊ぶ』を映像化したものがあるけど、BeeTVの開局1周年を記念して作られただけに、かなり気合が入っていて、いわゆる“ケータイドラマ”という概念を覆すほどのクオリティを誇る作品である。
詳しくは、オフィシャル・サイト(http://onna.beetv.jp/)を見て欲しいが、主演女優のラインアップからして、その熱が伝わってくるだろう。
実際に自分も、その内容を観てかなりぶっ飛ばされました。こういうのも、とても失礼なんだけど、実際に映画館で上映されてもおかしくないぐらい、本当に“丁寧”に作られていて、見応えはバッチリ。原作に、丸みというか厚みというか、映像ならではのファンタスティックな要素を加えたオムニバス“映画”に仕上がっています。
とはいえ、もちろん監督は映画ではなく、ケータイドラマを作ったわけで、この新しいメディアに対する思いを色々と語っていただきました。こちらは3月19日発売のCUTで展開する、『女たちは二度遊ぶ』特集にて掲載するので、楽しみにしてください。
明日は新作『今度は愛妻家』が公開される監督(『パレード』は2月20日公開)。まさに彼の“祭”といえる2010年の初頭だけど、CUTでは2号連続でその熱い言葉を繰り広げていきますので、よろしく!(内田亮)