さっき『パイレーツ』新作が１位だったことをブログに書いたけど、週末の興行成績でビックリにするのは『英国王のスピーチ』がいまだトップ１０にランキングされていること。
２月２６日に公開され、１３週目を迎える映画がトップ１０にランキングされていることは異例中の異例だが、それがまた『英国王のスピーチ』のような、ハリウッド・ブロックバスターでもなければ、有名な原作を元にした映画でもなければ、ファミリー向けの映画でもないことは事件とも言えるだろう。
本年度のアカデミー賞の作品賞に輝いたことがもちろんこのロングランを後押ししているんだろうけど、洋画不況、単館系不況、と騒がれているこの時代にこのような映画がヒットすることは本当に嬉しい。
先週１位だった『ブラック・スワン』も今週２位と相変わらず健闘しているんで、この流れが続き、この手の映画が再び劇場で盛り上がる時代が来ることを祈る。（内田亮）

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