『ツリー・オブ・ライフ』は確かに凄まじい。


本年度のカンヌ映画祭で最高賞のパルムドールを受賞した『ツリー・オブ・ライフ』を今日観た。
監督は73年の『地獄の逃避行』、78年の『天国の日々』、飛んで98年の『シン・レッド・ライン』、05年の『ニュー・ワールド』とまだ4作品しか撮っていない“伝説の監督”テレンス・マリック。
主演はブラッド・ピット。
そんな監督の5作目となる作品は“マリック版『2001年 宇宙の旅』”とも呼ばれているそうだが、そのとおりにとても観念的な映画であり、ふと“迷子”になってしまうほど重層的に構築されている。
しかし、その複雑な(かつ美しすぎる)映画のコアにあるのは、父と子の関係というとても普遍的なテーマだったりする。だからこそ、あれほど共感を呼び、絶賛されたんだと思う。

本当に凄まじい映像体験である。さすが“伝説の監督”。

日本公開は8月12日。(内田亮)

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