ティーンエイジ・ファンクラブとシャーリーズ・セロン

ティーンエイジ・ファンクラブとシャーリーズ・セロン

本日公開の映画『ヤング・アダルト』。
ジェイソン・ライトマン監督、シャーリーズ・セロン主演の映画なんだけど、これ、ロックファン、特に90年代ロックに思い入れがある人にとっては必見。
というのも、この映画にとって欠かせないのがティーンエイジ・ファンクラブの名曲中の名曲“ザ・コンセプト”なのだ。
映画の主人公はシャーリーズ・セロンが演じる、30代になっても、まだ女子高生メンタリティが抜けないダメ女。
そんなダメ女が、ハイスクール時代の彼氏(妻子持ち)とヨリを戻そうと突如思い立って地元に帰るという物語なんだけど、その間、車の中で聴いているのが、その彼にかつて作ってもらったミックステープのトップトラックの“ザ・コンセプト”。それを何度も何度も歌いながらリピート再生するのである。
しかも、車に乗るとかかるということで、劇中、軽く10回はこの曲がかかるという。
さらに、ここでは明かさないが、この曲の使われ方にはオチもあり、とにかく映画にとって大事な要素なのである。

それ以外にも、めちゃくちゃ好きなレモンヘッズの“イッツ・ア・シェイム・アバウト・レイ”をはじめ、ダイナソーJr.の“フィール・ザ・ペイン”やクラッカーの“ロウ”など、リアルタイムで聴きまくっていた曲が随所で流れるこの映画。
主人公が自分と同い年の設定ということもあり、自分も観ていて学生時代の思い出がよみがえってきた。
というか、誠に恥ずかしいことだが、自分も女の子のために作ったミックステープに“ザ・コンセプト”を入れたことある……。

トレイラーで、主人公のキャラクターを見事に言い当てている、デヴィッド・ボウイの“クイーン・ビッチ”が使われているのもニクイ。
http://www.young-adult.jp/
作品自体も、監督=ジェイソン・ライトマン、脚本=ディアブロ・コディという、『JUNO/ジュノ』の黄金コンビによるものなので、めちゃくちゃ面白いので、お勧めです。
あと、現在発売中のCUT3月号に、この映画に関するシャーリーズ・セロンのインタビューを載せているので、そちらもあわせてどうぞ!(内田亮)

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