前回の続きです。「映されてしまう」ということについて、もうひとつ思い出しました。
前回書いた、ライブの時に客席にいて映される、というのは、まあしょうがないというか、それも込みでライブ、みたいな側面もあるが、そうじゃなくて、「本当に偶然映りこんでしまう」というパターンもある。
街で映画のロケをしていて通りすがりに映ってしまった、とか、めしを食ってたらその店に「王様のブランチ」の撮影が来て、とか、そういうの。
「映される」というよりも「映りこんでしまう」という言い方のほうが近い。
しかし。中には、メディアに顔をさらしている著名人であるにもかかわらず、「映りこんでしまった」人もいる。
松尾スズキさんです。
これ、当時、ご本人がSPA! の連載に書いておられましたが、氣志團のメジャーデビューの時のPVの撮影を下北沢の路上で行っており、「なんか撮影やってるなあ」とか思いながら通り過ぎたらばっちり映っており、あまつさえそこが編集でカットされることもなく使われており、それでも本人は目にする機会がなくて気付いていなかったんだけど、テレビでそれを観た宮藤官九郎から「松尾さん! あんた映ってますよ!!」と電話がかかってきて、初めてことの次第を知ったという。
という顛末を、SPA! の連載に書いたところ、レコード会社の担当者から、お詫びのお酒が送られてきたそうです。
というようなことを書いていたら、なんか、自分も映りこみたくなってきた。
でも、ライブ会場で映りこんでいても、私の場合、知り合いが見ても大して笑えないだろう。
プロレス会場もダメ。「ああ、あいつ好きだもんなあ」で終わり。
どこで、何に映り込めば、いちばん笑えるだろう。
この週末の宿題にします。
写真は、その氣志團のPVに映りこんだ方の、当社から出ている数冊のうちの、最新の著書です。