すいません、音楽関係ない話ですが。
「諦女 宮崎吐夢のOL短編集」 宮崎吐夢
グラフ社 ¥1,400+税
これ、すっっっごい面白いです。
いろんなOLが主人公の短編と、OLが書いた体裁のポエムのようなものを収録。
ご存知の方も多いと思うが、宮崎吐夢は大人計画所属の俳優。
役者業以外にも、変なDVDを作ったり、変な歌を歌い踊るパフォーマンスをしたりしている、まあ、本業がよくわからない人。
わからないが、そのDVDにしろ、歌にしろ、めちゃくちゃ笑える。
そして、「えっ、笑いってこんな方法でとることができるんだ!?」という驚きに満ちている。
ライターとしても仕事をしていて、以前は当社のBUZZやSPA! などにも寄稿していた。
というか、昔、当社から初めて松尾スズキの単行本を出した時に、松尾さんの推薦でその本に付ける注釈を書いてもらったんだけど、それがあまりにも面白かったので、BUZZで連載コラムをお願いしたのは私です。
SIGHTの増刊「ブック・オブ・ザ・イヤー」で、篠崎真紀さんと対談をしてもらったこともあります。
で、久々に、その笑いのセンスが、活字方向に向いたのが、この短編小説集。
文章で、活字で笑いを生む。
ということにトライしている作品が僕は好きで、だからせきしろもゲッツ板谷も本が出れば必ず買うが、そのジャンルにおける国内1位の座は、長年にわたり松尾スズキがキープし続けていると思っている。
いるが、この本、もうその2番手ぐらいにつけてるかも。
あ。音楽に関係あるネタも、一応あった。
宮崎吐夢がどういう人かご存知ない方は、Youtubeで「美しい男性応援歌」で検索して、ひっかかった中の「#1」っていうのを観てください。
これを初めて観た時も、血を吐くほど笑いました。