200万部

200万部

前回の続きです。
自分の書いたものが、200万部刷られて売られたことがある、
という話です。

それが、写真のこれ。
2005年に出た、平井堅のベスト・アルバム『歌バカ』。
これは初回限定盤ですが、通常盤も合わせて、
リリースされてわりとすぐ、200万枚を超えた記憶がある。
このアルバムのライナーノーツを、私、書いているのです。
これが、「自分が書いたものが刷られた数」の最大値です。
いくつまで生きるかわかりませんが、今後の人生でこれを抜く機会は、
どう考えても、ないでしょう。

なお、言うまでもないが、そのライナー、普通に考えると、
「CD買ったら別にほしくもないのに付いていた」ものである。
「兵庫のライナーが付いていたから買った」という人は、
200万人のうち、1人たりともいないと思う。
いわば、「便乗200万」です。
たとえて言うなら、なんでしょう、えーと……

そうだ。大ヒットしたUAのシングル「情熱」のカップリング曲
「電話をするよ」を、たまたま書いていたので、
印税がどかーんと入ってきてウハウハだった、
1996年当時の、ホフディランワタナベイビーさんのようなものでしょうか。

全っ然違うわ。
まず、ベイビーに失礼。「電話をするよ」、いい曲だし。
UAのもすばらしいが、ライブで何度か聴いた、ベイビーが
セルフ・カヴァーするバージョンも、とてもよいです。

あと、ベイビーは印税もらってるけど、私はもらってません。
原稿料、買い切りでした。
あたりまえだ。どこの世界に、ライナーの原稿料を印税で払うバカがいるか。


2回にもわたって書いといてナンですが、
このネタ、何のために、誰に向けて書いているのか、
そしてどこへ着地すればいいのか、
なんだかもうすべてがわからなくなってきたので、終わります。
失礼しました。
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