200万部
2009.12.05 16:20
前回の続きです。
自分の書いたものが、200万部刷られて売られたことがある、
という話です。
それが、写真のこれ。
2005年に出た、平井堅のベスト・アルバム『歌バカ』。
これは初回限定盤ですが、通常盤も合わせて、
リリースされてわりとすぐ、200万枚を超えた記憶がある。
このアルバムのライナーノーツを、私、書いているのです。
これが、「自分が書いたものが刷られた数」の最大値です。
いくつまで生きるかわかりませんが、今後の人生でこれを抜く機会は、
どう考えても、ないでしょう。
なお、言うまでもないが、そのライナー、普通に考えると、
「CD買ったら別にほしくもないのに付いていた」ものである。
「兵庫のライナーが付いていたから買った」という人は、
200万人のうち、1人たりともいないと思う。
いわば、「便乗200万」です。
たとえて言うなら、なんでしょう、えーと……
そうだ。大ヒットしたUAのシングル「情熱」のカップリング曲
「電話をするよ」を、たまたま書いていたので、
印税がどかーんと入ってきてウハウハだった、
1996年当時の、ホフディランワタナベイビーさんのようなものでしょうか。
全っ然違うわ。
まず、ベイビーに失礼。「電話をするよ」、いい曲だし。
UAのもすばらしいが、ライブで何度か聴いた、ベイビーが
セルフ・カヴァーするバージョンも、とてもよいです。
あと、ベイビーは印税もらってるけど、私はもらってません。
原稿料、買い切りでした。
あたりまえだ。どこの世界に、ライナーの原稿料を印税で払うバカがいるか。
2回にもわたって書いといてナンですが、
このネタ、何のために、誰に向けて書いているのか、
そしてどこへ着地すればいいのか、
なんだかもうすべてがわからなくなってきたので、終わります。
失礼しました。