映画「アウトレイジ」の公開が、こないだの12日(土)だったので、
先々週末あたりから先週末にかけて、その宣伝のため、
北野武監督、あらゆるテレビ番組に出まくっておられました。
特に公開日などは、もう朝から深夜まで出ずっぱりでした。で。さすがに全部ではないが、観れるやつは
片っぱしから観て、思ったこと。
みんな、北野武に気ぃ遣いすぎ。特に、司会が若手や中堅の芸人の番組なんて、もう、「うわあ、本物だあ」
「殿だあ」
「殿が俺の番組に来ちゃった」
「ど、どうしよう」っていうのがまるだし。
みなさん、「下にも置かぬもてなし」みたいな、ちょうどいい範囲で
ふるまうことができず、「天へ放り投げるようなもてなし」みたいな、
どうにも不自然なことになっていました。そんなにびびらなくても。
とは思ったが、まあ、そりゃあびびるよなあ、とも思った。
音楽の世界に置き換えるなら、スペースシャワーのダイスケはんの
番組に、桑田佳祐が来ちゃったような、
あるいは、サイトウジュンの番組に矢沢が来ちゃったような、そういうもんだし。そんな中で、「たけしさんの扱い、あなたが1位でした!」と
拍手したくなった人がいた。
TBS先週金曜の「ぴったんこカン★カン」における、
安住紳一郎アナウンサーです。
「愛想笑いしない」「適度に邪険にぞんざいに扱う」
そのあしらいが、実によかった。バカ丁寧に接待されるよりも、そのくらい雑に触られたほうが、
ビートたけし的には、むしろおいしい。
つまり、そのほうが結果として「優れたおもてなし」である。
ということをわかっている人の接し方だと思った。
で、もちろん、そのほうが番組的にもおもしろくなる、
という計算も入っている。1年間、毎週土曜に「情報7days ニュースキャスター」で
共演し続けているという、圧倒的なアドバンテージ
あってのことでしょうが、でも、元々、この人、好ましく思っています、私。「ほんとはすんげえイヤな奴なんだろうなあ」
「実は腹ん中、まっ黒なんだろうなあ」
と思わせる、頭と反射神経のよさに満ちた言動、すばらしいといつも思う。
特に、いつもどこかさめている、そして深い絶望を感じさせる目つきが、好きです。
なお、2位は、12日(土)テレビ東京深夜の
「シネ通!」の、バナナマン設楽だと思う。
最初はびびって目が泳いでいたけど、
後半、妙にずうずうしく、なれなれしくなって、
自分個人の相談事をぶつけていたあたり、よかったです。写真右は、「アウトレイジ」の試写でもらった宣伝パンフ、
写真左は、小社より発売したばかりの
北野武インタビュー本「今、63歳」です。
「アウトレイジ」のインタビューも掲載。それ以外も、大変に濃厚。「ちょっとくらいはびびったらどうなんだ。
相手、ビートたけしなんだよ?」と、
誰もが思うインタビュアー第1位、渋谷陽一ならではのテキストになっております。すんげえおもしろいです。ぜひ。
当サイト、こちらで買えます。
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