片寄明人とフジファブリック
2010.07.18 19:45
昨日の「フジフジ富士Q」に、出演し、「花」と「サボテンレコード」を
歌った片寄明人。
彼は、フジファブリックのメジャーデビュー当時、いわゆる「四季盤」の
シングル4枚と、1stアルバムを手がけたプロデューサーですが、
その頃のことをブログに書いた、すごい長文になってしまった、と、
ステージで言っていた。
ブログなんかあったっけ? 公式サイトになかったよな、
と思いつつ、帰って、探してみた。
別のところにあった。読んだ。
で。この言い方、適切かどうかわからないが、すんげえおもしろかった。
志村と、フジファブリックと過ごした日々のことが書かれている、
という点で、まず、とても意味のある文章なわけだけど、
それだけじゃない。というか、それ以外も大変にでかい。
まず、片寄による「志村の書く楽曲はなぜああいうふうになっているのか」
という解析には、目からウロコが落ちた。
あと、プロデューサーって、なんとなくはわかるけど、具体的にどういう
仕事をしているのかは、今いちよくわからないでしょ?
そこがすんごくよくわかります。片寄が初期フジの楽曲に対して、
何を考えて、何をやったのかが、こと細かに書いてある。
「なるほどぉ」って、何度も唸りました。
もうひとつ。
こいつ、こんなに文章うまかったっけ?
ってびっくりしたけど、思い出した。
うまかった、昔から。
大昔、彼が、クリス・レインボウの国内盤再発に関わった時、
そのライナーも書いていたんだけど、読んで、
「うわー、ミュージシャンにこんなの書かれたら、
俺ら存在価値ねえじゃねえか」と、ぐったりしたことがありました。
ただ、ここまで長いものを書いたのは、初めてらしい。
とにかく、まだの方、あらゆる意味で、まじで必読です、これ。
たとえ、フジファブリックにも片寄にも興味がない人が読んでも、
相当面白いと思う。
こちら。ぜひ。
http://gg-m.jp/blog/katayoseakito/
写真は、GREAT3の2ndアルバム、「METAL LUNCHBOX」のアナログ盤。
1996年作品だけど、アナログが出たのはその2~3年後だった記憶あり。
単に、個人的に、GREAT3の中で最も好きなアルバムだから、これにしたんですが、
特に「Little Jの嘆き」という曲が大好きで、DJやる時、いまだに時々かけてます。