前回の続き。今期の重要ドラマ、もう1本。
こないだから何度もここでネタにしている「モテキ」です。
テレビ東京系、金曜24:12〜、脚本・監督：大根仁。
こないだの16日（金）、第1回目のオンエアがありました。

正直言って、ちょっと観るの憂鬱だった。
つまんなかったら困るなあ、と思ったので。
その理由、ふたつ。

1.原作のマンガが大好き。
2.監督が知り合い。

ね。困るでしょうこれは、つまんなかったら。

しかし。おもしろかった！　よかったあ、おもしろくて。
というか、このドラマも、大変に過剰。
いいんだろうか、あんな大宣伝してたのに、こんな好き放題やって。
という気がしないでもないが、でも、大根さんの過去の作品を思い出すと
「これでも充分マイルド」ともいえる。
以下、いいとこ、箇条書きにします。


・出演者を知った時、ほぼ全員「おお、いいじゃん！」と納得したけど、
実は森山未來だけは、「ちょっとかっこよすぎないか？
幸世、もっとださくて暗くてキモいじゃん」と思っていた。
が、観ると、全然いいわ、この人。
ちゃんとださくて、ちゃんと暗くてキモい。
で、ちゃんと、かっこよくない。
とても森山未來に見えない、とすら言っていい。
俳優として優れている、ってことですね。

・幸世がフェスに行くシーンの後半、原作読んでんだから
どうなるか知ってるのに、まともに見ていられませんでした。
幸世の気持ちになりすぎて。つらすぎて。

・ドラマが突然カラオケビデオ仕様になるシーン、大笑いしました。
こういう「誰でも思いつきそうだし誰でもやりそうだけど、
誰も思いつかないし誰もやらない」感じ、好きです。

・1995年の幸世の部屋に、当時のロッキング・オン・
ジャパンや、Hが、いっぱいあったのが笑った。

・後半で、幸世と土井亜紀が、三軒茶屋のクラブの、
ダイノジのDJイベントに行く、というシーンがありました。
で、大谷くんと大地くんも出てたんだけど、そういえば数年前、
大谷くんが三軒茶屋の小さなクラブでやっているイベントで、
僕をゲストDJで呼んでくれた時、大根さんに声をかけたら、
遊びに来てくれたことがあった。
その時の記憶を使ったから、三軒茶屋でダイノジだったんだろうか。
もしそうだとしたら、ダイノジの二人は、私に感謝してほしいものです。

なお、そのシーンで使われていたクラブ、中野のHEAVY SICK ZEROの、
下のほうのフロアに見えたのですが、どうでしょう大根さんダイノジさん。
夏冬の当社フェスのレジデントDJ、前田博章くんが、
月イチのレギュラー・パーティー「puke!」をやっているハコです。