「飲む」話

「飲む」話

上は、ローソンで売っている、2リットル105円のミネラルウォーター。
私、砂漠で真っ先に死ぬタイプだと自分で思うくらい、異様に
水分を摂らないとダメなタチで、毎朝、会社の前のローソンで、
これを買うのが日課です。

で。水といえば。
もうあれ10年くらい前になるかな。ジャパンの誌面に、其田という奴
(とうに辞めましたが)が、何かのバンドを誉める時に、
「最近、ライヴの時、曲の合間にペットボトルの水をゴクゴク
飲むようなバンドばかりだけど、このバンドは違う」
みたいなことを書いていた。

えっ? 何がダメなの?

と、びっくりしたので、よく憶えている。
で、何がダメなのか、いまだにわからない。

いったい、何が其田のカンに触ったんだろう。
というか、むしろ、特にヴォーカリストは、
プロなら積極的に飲んだ方がいいと思うんですが。
其田、「練習中に水を飲むな!」って怒る、昭和の野球部の
監督みたいな奴だったんだろうか、実は。

あるいは、かっこ悪いとか、スタイリッシュじゃないとか、
そういうことなんだろうか。
70年代のアメリカのバンドみたいに、ステージでバーボンを
ラッパ呑みとか、そういうのがロックだぜ、みたいなこと
だったりしたんだろうか、其田の頭の中では。

書いてて思い出した。
私、学生時代、京都でアマチュア・バンドをやっていたのですが、
バンド・ブーム全盛の当時、大阪・京都で人気があって、ローカル
だけど事務所も付いていて、「プロ寸前」みたいなことになっていた、
とあるバンドと、よくイベントなんかで一緒になっていた。
そこのヴォーカル、ライヴ後半でテンションあがってくると、
「アルコール! アルコール!」とか叫びながらジャック・
ダニエルをラッパ呑みする、というのをよくやってたんだけど、
そのジャック、中身はウーロン茶だった。
基本、とてもかっこいいバンドで、あらゆる面で我々は
かなわなかったんだけど、そこだけは、「うわ、ださぁ」と思ったものでした。

もうひとつ。
普通、ヴォーカルが水を飲むのは曲と曲の間ですが、
数年前、新宿ロフトのアコースティック企画で観た
大槻ケンヂは、必ず、間奏で飲んでました。
ああ、曲の間はびっしりしゃべらなきゃいけないからか、
と、納得しました。
でも、筋少や特撮の時は、間奏ではそんなに飲まないですよね。
ヌンチャク振り回したりするのが忙しいからかな。

書いていて、自分で自分に腹が立ってきたので、終わります。
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