この本番を迎えるまで、まるでドキュメントのように、後藤まりこ本人がTwitterやらで、その状況を克明に伝えてきた渋谷AXでのワンマン。

そこまでの動員は自分にはまだないことはわかってるけど、AXがなくなってしまう前に無茶でもいいからワンマンがやりたい！と。
その思いから、路上ライブをやり、自らチケットを手売りし、
事務所にもレコード会社にも所属していない中、文字通り裸一貫自力で券売を伸ばしてきた。
動員、ちゃんと形になっていて、そのことにまずグッと来たわけだが、
そんな光景を見て後藤まりこが燃え上がらないわけがない。

ライブ、凄かった。
ありったけの気力で、鬼気迫るものがあった。
それに応え、怒号のような歓声と拳が上がるフロアを笑顔で見つめ、
「ひとりぼっちだけど、もうひとりぼっちじゃない気がします」というような言葉を口にし、
最後は人の波の上を泳ぎ、PA卓のところまで行き着き、「お前ら全員死ね！」と愛の言葉を吐いていた。

写真は、入場時にもらった本人からのメッセージ。
かわいい。
（小松）