小山田壮平、合同企画でドラムを叩く

小山田壮平、合同企画でドラムを叩く

andymori解散後、レーベル「Sparkling Records」を立ち上げた小山田壮平。
同じくSpalkling
Recordsの谷口貴洋、そして石崎ひゅーい、ホタルライトヒルズバンドの藤田竜史という4人のシンガーソングライターによる合同企画イベント「オリオンと夜の虹」が開催。

渋谷La.mamaに登場した小山田壮平。
”ゆうちゃん”から始まった今日のライブは、とても伸びやかで気持ち良さそうで、気まぐれな風のごとく歌う吟遊詩人のようだった。
特に、“16”は出色の素晴らしさ。
肩の力が抜けている軽やかさの中、歌詞とメロディの強大な普遍性が際立っていた。
やっぱり時代を超える名曲。
最後は、二十歳くらいの頃、まさにここLa.mamaで出会ってからの付き合いだという藤田竜史を呼んで、昔一緒に作ったという“マイソング”という楽曲を。

その後の主催の4人によるセッション大会が楽しかった。
まずは、ドラム・小山田壮平、ベース・石崎ひゅーい、鍵盤・藤田竜史、ギター・谷口貴洋という編成で“Stand by Me”のカヴァー。
思わぬ編成に、フロアも一斉に盛り上がる。
ドラムセットに座ってはしゃぐ小山田。
ドラミングは、ノリでなんとか形になってました。

そして、サッカー経験者の小山田と谷口が作ったという“君にスルーパス”。
引き続き藤田は鍵盤、谷口はギター。
小山田とひゅーいはタンバリンを叩いたりしながらノリノリ。
サッカー部らしい歌詞に笑った。

andymoriの“1984”を挟んで、ラストの曲名は“だから幸せだよ”と聞こえた。
この4人は基本的にひゅーいの家で集まるらしいのだが、いつもひゅーいは自作の鍋で迎えてくれるらしい。
そのことを歌った曲で、春菊が嫌いな小山田だが、ひゅーいの鍋に入ってた春菊は食べれたっていうような歌詞とか、
俺はただの酔っ払い、だけど幸せ、だから幸せ、みたいな歌詞があった(笑)。

写真は終演後、通称オリオンズの4人。
「この人たち、家に集まってもずっと歌ってる」と、ひゅーいがMCで口にしていたけど、セッション大会も、男4人が騒ぐ部屋に足を踏み入れたようなほんとフレンドリーなものだった。
それぞれ本当に良い歌うたいだし、そのエピソードは説得力ある。

それにしても小山田。
ひとりでも、誰かとでも、本当に日々息を吸うように、曲が生まれるんだなあと。
音源になっていない曲、一体何曲あるんだろう。(小松)
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