ASIAN KUNG-FU GENERATION結成20周年! 『ソルファ』はなぜ生まれ変わったのか?

ASIAN KUNG-FU GENERATION結成20周年! 『ソルファ』はなぜ生まれ変わったのか?
「アジカン、結成20周年」のメインイベントのひとつが、『ソルファ』再レコーディング。
すべての曲が、あの頃からは見違えるように逞しくなった今のアジカンの演奏力と、新しいサウンド・テクスチャーによって鮮やかにアップデートされている。
自分の過去のアルバムを全曲まるまる1枚、12年後になって再びレコーディングする、しかも60万枚のセールスを記録したバンド史上最大のヒット作をわざわざ作り直すというのは前代未聞だ。

生まれ変わったこの『ソルファ』について、当時のエピソードも交えながら語り尽くしたインタビューから、発言の一部をお届けします。

●変えちゃいけないポイントが、録ってて改めていっぱいあるなって思って。だから、ゴッチの「そのまんまやればいいんだよ」っていう一言で、「あ、大丈夫だ」って思ったところはあって。普通にやるだけでアップデートされてる感触はわかったんで。とにかく楽しめました(山田貴洋/B)

●ずっと決着つけられずにいたアルバムだけど。やっぱりいい作品だと思いました。12年越しでやっと思った。これはいい作品だよって(後藤正文/Vo・G)

●みんなどんどん新曲作るけど、ほんとに新しいか?みたいな問いは、もう自分たちに立てていかないといけない時代なんじゃないかと思うわけ。で、はっきり言ったら曲なんてスタンダードナンバーになるために書いてかなかったら闘ってけないし(後藤)

●『ソルファ』をやることによって正される襟っていうのが自分たちの中でもある気がするというか。この時みたいな熱量で今作ってるかとかね。だから、更に新しかったり、自分たちに必要なものをやらなきゃいけないんだっていう意味ではこれからが大変なんですけど(後藤)

●『ソルファ』の頃は、あんまりダメ出しをされなかったというか。僕が持ってったアイディアは大体採用されてたんですよ。ただこのあと、『ファンクラブ』に行ったら、まるでそれは通らなくなって(伊地知潔/D)

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