アルバム『BIMBOROLL』リリースツアーもいよいよ終盤だ。
ザ・クロマニヨンズのライヴを観ると、作品を聴くと、いつも同じことを思う。
限界の限界まで余分な要素を削ぎ落とし、ろ過し、ロックンロールという音楽とも思想とも取れる曖昧な、だけど確かに存在するそれにフォーカスを当てる。
クロマニヨンズは、その精度を確実に更新し続けている。
今日ヒロトは「何をやってもロックンロールにする」と言った。
まさにその通りだと思う。その確信はバンドの核であり、彼らにとっての、そして僕らにとってのロックンロールそのものだ。
ヒロトのハープが鳴り響く度、マーシャルがマーシーの図太いレスポールの音を吐き出す度、オーディエンスがキラーフレーズを合唱する度、胸が熱くなる。
最高の気分だ。(齋藤毅)
独走! ザ・クロマニヨンズ、ツアー終盤・東京公演を観た
2017.04.19 23:52