komaki♂脱退後、「凄腕サポートドラマー5人参加」の2ndフルアルバム『A N D』、「ドラマーオーディションで選ばれたドラマー4人とひとり1曲ずつ制作」した『KABUKU EP』、といったカオティックな状況そのものを楽しむような期間を経て、『KABUKU EP』以降最近のライブでもサポートを務める吉田雄介とのセッションを軸に作り上げた『3』。
tricotの変拍子の魅力は「《変な》拍子」であること自体ではなく、「曲中で拍が次々に《変わ》」ことからくるテンションにあるのだが、今作ではその変化がリズムだけでなく曲調にまで及んでいて、聴いているだけでスリリングな楽しさが伝わってくる。そんな1枚だ。
そして、そんな今作『3』が、tricotの伸びやかな創造性とバイタリティをくっきり浮かび上がらせる重要な作品になった理由について、3人とじっくり語り合ってきた。インタビューの模様はRO69特集にて公開中なのでぜひご一読を。
余談だが、私・高橋がインタビュー中、中嶋イッキュウをして「変態や!(笑)」と言わしめたポイントがあったのだが(公序良俗的には問題ない話ですよ念のため)、それが一体何だったのか?については、ぜひとも記事でご確認いただければと思う。(高橋智樹)
【特集】tricot、日英米同時リリース! 最新作『3』の「新しさ」を明かす
http://ro69.jp/feat/tricot_201705