グッドモーニングアメリカ、メジャーデビュー5周年&現メンバーになって10周年を記念してのベストアルバム『the BEST HIT GMA』をリリース、ということで、インタビューをしました。
6月30日発売の『ROCKIN’ON JAPAN』8月号に掲載です。ぜひ。
「交流戦、盛り上がってますね」
この取材でペギに会った時の第一声、これでした。
1年前にインタビューした時、金廣真悟(Vo・G)のポリープ手術で、グドモが3ヶ月活動を休んでから復帰したばかりのタイミングだった。
なので、休みの間、それぞれ何をしていたのかも訊いた。
渡邊幸一は友達のライブに行ったりしていた。で、観れば観るほど「あああ俺も早くやりたい!」と悶々としてしまい、後半は観に行くのもつらくなっていた、とのこと。
たなしんは、「考えたら高校の頃からずっとバンドしかやらずに来たから、こういう機会じゃないとできないことをしたいと思って」と、ペルーとキューバをひとりで旅したそうだ。
で。ペギは?と訊いたら、「プロ野球中継をずっと観てました」という答えだったのでした。
曰く、「ヤクルトのファンになって。朝起きて、ごはん食べて、ジムに行って、夜はずっと野球中継で。その毎日が永遠に続けばいいのにって思ってました」
というくらい、思いっきりハマったという。
「趣味を無理矢理探してたりした時もあったんですけど……なかったんですよ。音楽しかなかったんです。で、野球観戦という趣味が本当にできて、趣味にハマると、こんなに気持ちも労力も注げるものなのか、ということを知って。ほんとに楽しいんです」
「休みの間はもう一球一球全部観てたんですけど、バンドが動き出すとそこまで観れなくて、あとで結果だけ見て『ああ、負けたんだ』とか『ああ、バレンティン、ホームラン打ったのか』という日もあって。一球一球観たいんですけど──」
そこまでのファン、なかなかいないよ!とつっこみたくなりました。
でも、本人曰く、「こののめりこみようは、音楽に返ってると思います」とのこと。
たなしんも、「そうだね。返るよそういうの、ほんとに」と肯定しておられました。
という話をしてから1年経っていたので「続いてますよ」ということを伝えたかったのだと思います。
びっくりしたけど。「きみの中で俺の印象、それ? 一所懸命野球の話をした相手っていう?」と。(兵庫慎司)
グドモ、ペギの野球観戦の話
2018.06.26 12:38