![[Alexandros]が生み出すロックが閃光となって降り注ぐ──最高にアツい青学凱旋ライブを観た！](/images/entry/width:750/208928/1)
熱気に呑まれそうになるほどの音とテンション。
しかし、振り落とされそうになるほどの速さで駆け抜けていっているはずの4人の姿は、しっかりと残像までが目に焼き付くほど鮮明だ。
冗談でもなく、早すぎて逆にゆっくり観えているような、まさに“閃光”のように燃え上がる瞬間的なエネルギーと、言わばホームを舞台に伸び伸びとした4人の余裕が同時に感じられたのだ。
3月16日、17日と2日間にわたり開催された｢Back To School!! celebrating Aoyama Gakuin's 150th Anniversary｣は、川上洋平と磯部寛之の母校であり、バンド結成の地でもある青山学院を舞台に行われた。
2020年3月に開催予定だったものがコロナにより中止となり、実に4年ぶりのリベンジライブとなった。
バンドは今年、初の試みとなる野外主催フェス「THIS FES ’24 in Sagamihara」を秋に控えていて、非常に実りのある1年を過ごすことになるであろうことがヒシヒシと伝わってくるようなライブだった。
今の[Alexandros]は、
仲がいい。
音がいい。
曲がいい。
歌がいい。
グルーヴがいい。
と良いこと尽くめなのだが、それでも川上洋平の口からは、目標とする「世界一」に手が届いていない現状に「悔しい」「まだ足りない」という熱い言葉が溢れ出る。
名実ともに「世界一」を目指すバンドが、結成の地で繰り広げた最高のライブ。
しかし目指す頂きがまだまだ上にあるとわかり、やはりとんでもないバンドなのだと思い知らされた。（橋本創）
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