完成度高く練られた演出やセットリストの構成などで、1回のライブの満足度を上げることができても、たとえ同じセトリだったとしてももう一度観たいと思わせることはさらにハードルが高い。それができるのは、今日来なければいけなかったと確信させるような、この日しかできないコミュニケーションを取っているというリアルな感覚を観客と共有できるアーティストだ。Chevonが紡ぐ言葉は音楽を通して、一人ひとりの心の中をめがけて迷うことなく飛び込んできて、観ている人は自分に直接手渡されたような感覚になる。
結成からわずか3年ほどで、なぜこんなに人を虜にするライブができるのか、その試行錯誤の積み重ねや、言葉に対するこだわりなどを現在発売中のJAPANでたっぷり語ってもらったので、ぜひチェックしてほしい。
いよいよ春フェスシーズンが到来し、Chevonのライブのヤバさがもっと多くの人に知れ渡るに違いない。JAPAN JAMには5月4日(土)のBUZZ STAGE、15:50〜出演するので楽しみにしていてほしい。(有本早季)
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