バンドメンバーとして新たにベース(しかも真部脩一)も加わり重さマシマシになった音をanoの声がぎゅっと引き締めていて、ライブハウスという近さもあいまって、anoの歌の巧さがダイレクトに伝わってきた。
いつものanoのライブは、いろんなanoを体感するジェットコースターに乗っているような心地になるのだけれど、今日は表現者・anoの芯と真っ向から対峙させられて直接胸ぐらを掴まれているような気持ちになって、アーティストとして大きな飛躍を見せる今「ライブハウスツアー」を敢行したことの意味を身をもって感じた。
アンコールでは8月21日に新曲“愛してる、なんてね。”がリリースされることも発表! なんと作曲は“普変”を手掛けた尾崎世界観、編曲は“スマイルあげない”でタッグを組んだケンモチヒデフミという最強の布陣で制作されたらしく期待しかない! しかも“普変”は尾崎世界観作詞だったけれど、今回はano自身が詞を書いているとのこと。尾崎の曲で暴れまわるanoの自由な言語センスが今からめちゃくちゃ楽しみ。(畑雄介)