Zepp DiverCityで藤原大祐のライブを観た。
21歳という若さで俳優とアーティスト、二つの顔を持つ彼は、どちらの分野でも卓越した感受性と表現力を発揮している。自ら作詞作曲を手掛ける楽曲には、幼少期から培ったジャズピアノのリズム感が溶け込んでおり、体が自然と動き出すような心地よいグルーヴが会場を満たしていた。ただ「俳優が音楽活動もしている」という枠を大きく超えた、本格的なポップミュージックへの真摯なアプローチも伝わってきた。
俳優としての繊細な感情表現と、アーティストとしての自由な創造性を見事に融合させた藤原大祐。その稀有な才能をこれからも見届けたいと思わせる素晴らしいライブであった。(古閑英揮)
俳優とアーティスト、藤原大祐がZepp DiverCityで見せた才能
2024.11.09 22:53