People In The Box

People In The Box

昨夜は下北沢GARDENにて、People In The Box のライヴを観てきた。

ヴォーカル・波多野の朗読で幕をあけてから、アンコールのラスト一曲が終わるまで、背筋がゾクゾクさせられっぱなし。素晴らしいライヴだった。

ささやくような波多野の歌声で白昼夢の世界にいざなわれたかと思えば、突如として時空を切り裂くような轟音のセッションが爆発する。幻想的な物語のようでありながら、現実を目の前に突きつけてくるような歌詞が、音の洪水に乗っかて会場を包み、聴く人間の体内に入り込んでいくようだった。
めまぐるしい転調や変拍子、静と動が繰り返される演奏。とても繊細で不安定になりかねないけれど、People In The Boxの奏でるメロディーにはしなやかな力強さがある。波多野の歌声も真っ直ぐに響いていた。

アンコールでは新曲も披露された。
Peopleの曲が持つ複雑さはもちろんあるけれど、メロディーは今まで以上に多くの人に届くものになっていると感じた。今後のリリースやライヴを経て、新曲がどんな風に成長していくのか楽しみ。

ちなみに今回は、People In The Box presents『空から降ってくる』というイベントで、小谷美紗子Trioをむかえて開催できたことに、とても満足そうだった。

写真は終演後の波多野とベースの福井。
ROCK IN JAPAN FES.2009にも出演が決まっています。(福島)
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