the HIATUS 、ツアーの最後に新曲を
2009.10.09 00:03
the HIATUS@新木場コースト。Ghost In The Rainツアー、追加公演2デイズの初日を見たのだが、すごい。 ぐいぐい前に攻めてくる。アグレッシヴでいてポジティヴな、ずっしりとした手応えをもった音。 アルバムを初めて聴いた時の、手の届かない場所へ手を伸ばしているような、祈りとか願いのようなスピリチュアルなイメージが、2度のツアーを経て見事に肉体化され、現実の中で実体をもった。みんながその音でぴょんぴょん跳ね、合唱する様子になんだか感動した。
変な例えかもしれないが、江戸時代の日本画で幻獣みたいに描かれている象が、今では幼児にもっとも親しみやすい動物になっているように、楽曲の存在感がまったく変わっているのが面白い。そして、アルバムの曲がそんなふうに、みんなの手に触れられるものになったと同時に、彼らはさらに自由な新曲を生み出し、さらに大きく一歩を踏み出している。また、誰も行ったことのない場所に、リスナーを連れて行こうとしている。おもしろすぎる!
ツアー初日から披露された新曲2曲に加え、コーストではさらに新たな新曲も演奏された。
まだ、できたてほやほやの、生まれたての生き物が行方もわからず歩き出したような感じの、でもすごい生命力を放つ曲だった。
山崎ブログでのってますが、次号JAPANでは、そんなthe HIATUSの、そして細美自身の変化と今をドキュメントしたインタヴューを掲載。写真も超カッコいいのでお楽しみに!(井上)