ザ・バースディ@ZEPP

ザ・バースディ@ZEPP

すっごくいいライヴだった。バンドのテンションも、サウンドも、次々と産み落とされる新曲も、髪を切って精悍になったチバも、今のバースディはとてもいい。その理由はとても明確で、かつては楽曲にがっつり向き合い、バンドアンサンブルに集中していた4人が、今はしっかりとリスナーに向き合っているからだ。だから、あんなにいい歌が惜しみなく出てくるのだろう。

二度目のアンコールでやったのは、1月発売のタワー限定シングル“マディ・キャット・ブルース”。一度聴いたらすぐに口ずさめるキュートな名曲だ。
そして、三度目に出てきて、同じ日に発売されるシングル“ディグゼロ”のライヴ映像のシューティングも行われた。バンドサウンドの迫力が破格。“愛をぬりつぶせ”も、12月16日リリースの“ピアノ”もすばらしいが、どんなタイプの曲も、聴き手にまっすぐ届くのが今のバースディのすごいところだ。(井上)
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