藍坊主の集大成!

藍坊主の集大成!

あと1週間で藍坊主のアルバム『ミズカネ』がリリースされる。
藍坊主になって10年目を迎えた彼らの、集大成的な作品だ。
ブルーハーツが好きだったブルーボーズの頃のやんちゃな青臭さと、壮大なファンタジーや童謡のような物語性と、実験精神、そしていい歌。10年かけて手に入れてきたバンドの魅力がぎゅっと詰まってる。オープニング“低迷宮の月”の圧倒的な美しさから、ラストの青春の原点のような“いわし雲”まで、メンバー4人の「伝えたい」という気持ちがびしびし伝わってくる。

ミズカネとは、昔、水銀のことをこう読んでいたそうだ。言葉の響きにひかれてつけたらしい。なんだか宮沢賢治っぽいな響きだな、と思った。hozzyに言うと、自分もベースの藤森も親の実家が岩手だからそういう共通する部分があるのかもしれない、と語っていた。なんとなく、納得。

今回は、各地でインストア・ライヴを行なうらしい。しかもhozzy+田中ユウイチ(G)によるアコースティックセットで、その名も「ふたりでシルヴァー」。 そして、7月4日は日比谷野音だ。

今月号のJAPANではいち早くアルバムについてインタヴューしている。hozzyもかなり確信的に語っているので、ぜひ読んでみてほしい。
……といいつつこの極厚JAPAN、おかげさまで好評につき在庫が一時的に品切れになってます。ご迷惑をおかけしてすいません。書店で見つけた方はお早めにどうぞ。(井上)
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