BENNIE BECCA初ライヴ!

BENNIE BECCA初ライヴ!

昨日、代官山のUNITでBENNIE BECCAの初ライヴがあった。発売中のJAPAN5月号ではメールでYUKI、CICO、BECCAのコメントをもらって記事を書いたけど、これまでメディアへの露出はほぼゼロ。そして昨日の入場者も、基本的にはモバイルのファンクラブ会員のみで、今後のライヴもまだ未定。つまり、超貴重なプレミアライヴだったのである。幸運なことに、それに行くことができた。

で、ニュースになっていたので実際に観た人もいると思うけど、このライヴにはもうひとつ大きなトピックがあった。Ustreamでのネット完全同時中継である。つまり、動画配信サイトを通じて、会場に来られなかった人も無料でライヴを観ることができる。なおかつ、Twitterで感想をつぶやくと、それがリアルタイムで会場のスクリーンにUPされる。なんとなくシステムを想像しながら会場に入ったんだけど、このやり方はすごい。今後のレコ発イベントなんかは、どこも真似するんじゃないか。いや、むしろどんどん真似した方がいい。なぜか。まるで会場のキャパが数倍になるような、「みんなで盛り上がってる感」が最高に気持ちいいからだ。

実際、今回はキャパ600人くらいの会場でイベントがあったわけだけど、同時中継の視聴ユーザーは1100人くらいいた。つまり仮想的に言えば、Zepp東京くらいのサイズのライヴだった!とも言える。もちろん理論的には、観客の数は無限に増えうるわけで、これがスタジアムサイズの盛り上がりになることだってもちろんあるのだ。しかも、会場のモニターで確認した限り、同時中継なのにカメラの数は5台あったし、Twitterのつぶやきを読む限り、音質もかなりいいみたいだった。まあ会場にいた身としては、もちろん生のパフォーマンスが一番であることを否定する気は全然ないけど。

そして、書くのが後回しみたいになったけど、BENNIE BECCAの初ライヴ・パフォーマンスは予想以上に素晴らしかった。もうアメリカのチャートでもすぐ通用しそうな、超ハイ・クオリティのミクスチャー・ガールズ・ポップ。うわっ、カッコいいなー、と息を飲んでしまうような瞬間が何度もあった。

ステージに立ったのはCICO、BECCA、DJ HI-KICK。BECCAに関してはライヴ自体初見だったけど、ロックシンガーとしての存在感がある。でもキュートな女子の顔もある。それが交互に出てくるような、国籍関係なしのチャーミングさがとてもいい。CICOのラップはブランクを感じさせないキレ。ちょっとだけ披露したヴォーカル曲もよかった。ゲストにはMONKEY MAJIKのBlaiseも登場。アンコール なしの全7曲、実質50分。欲を言えば「今回は裏方に回ります」と宣言していたYUKIが最後に顔を見せてくれたら最高だった。けど、それは贅沢だろう。ぜひぜひ、またどこかのライヴで観たい!

写真は当日終演後、会場で募金した人に配っていたステッカー。色使いがカッコいい。(松村)
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