昨日は下北沢で長田進のライヴへ。
長田進 with GRAPEVINE名義のアルバム『MALPASO』がいよいよ6月16日にリリースされるということで、すでにJAPAN JAMを含めて何度かライヴをやっている彼らだが、今回はちょっと違うスタイルでのパフォーマンスだった。
会場になっていた「下北沢440」はカフェのような雰囲気のお店で、80〜90人くらいのキャパにお客さんがぎゅうっと詰まっている。イベントは3部構成で、最初はGRAPEVINE田中とキーボード高野勲の二人組ユニットによる田中の弾き語り。次はPredawnこと清水美和子の、アコギ1本による弾き語り。そして最後に、長田進が登場。
"Rosebud"と"Beautiful orphan"という『MALPASO』の中でもお気に入りの2曲を交えて、弾き語りでも力強くギターをストロークしながらじっくりと歌う長田進は、とてもリラックスして楽しそうだった。途中2曲は、ヤンという若いギタリストを招いて、彼の曲(?)をふたりで演奏。最後は田中、高野、ヤンの3人を呼んで、打ち合わせなしのセッションで"Apple Tree"という曲へ。JAPAN JAMで観た重厚な渦巻のようなグルーヴではなく、もっとオーガニックで、心地よく聴き手を溶かすような豊穣なグルーヴ。とても贅沢な時間だった。(松村)