school food punishment、大成長中

school food punishment、大成長中

昨日は恵比寿でschool food punishmentのツアーファイナル。恵比寿リキッドルーム、ぎっしり満員。
今年の2月に渋谷のクワトロでワンマンをやってから、わずか4ヶ月。正直、すげえ勢いである。
メジャーデビューしたのが1年ちょっと前だということを考えると、バンド自身、この流れの速さに付いていけてるのか? 一杯一杯になってないか?なんて心配をちょっとしながら観に行ったけど、なんかもう、杞憂だった。

しょっぱなから、レーザー光線がびゅんびゅん飛んで、ぐっと音圧の上がったダンスビートが壁をびりびり揺らして、ギターが唸り、キーボードが叫ぶ。今回はギターとコーラスにサポートを入れて、演奏も演出もすべてをひとまわりスケールアップさせた、ちょっと圧倒的なくらいのエレクトリック・ショウになっていた。

フロントの内村友美も、さらに力強い歌声で、がんがん観客に感情を投げかける。1年前とは、本当に別人のようなパフォーマンスだ。本人もMCで言っていたが、この1年でたくさんつらいことがあったけれども、歌うことだけは絶対に自分はやめないだろうと、自分の存在の理由を再確認できたのだという。

school food punishmentは、素直なメロディをど真ん中で鳴らすバンドではない。でも、バンド全体がパワーアップするにつれて、やっぱり結果的にメロディの強い曲が求心力を増してくる。それは、きっとこれから彼らが鳴らす曲の中でも、活かされてくることだろう。拳を突き上げて跳ねまくるフロアを観ながら、そんなことを考えた。

夏のロック・イン・ジャパンフェスにも彼らは登場します! ますます楽しみになってきた。(松村)
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