椿屋四重奏、解散

椿屋四重奏、解散

突然だが、椿屋四重奏が解散を発表した。
ショック……。
詳細は、オフィシャルブログを見てほしい。

10年続いた椿屋という看板を中田裕二はたとえひとりになっても背負っていくのではないかと漠然とどこかで思っていた。もちろんそんな選択肢は十分すぎるほど考え尽した上で、メンバーそれぞれが選んだ決断だろうから納得するしかないのだが、残念としかいいようがない。

昨年、2010年の椿屋はギタリスト安高の脱退という苦難を乗り越え、念願の昼ドラタイアップやアルバム完成、続く『モリのアサガオ』のエンディングも決定。ライヴでも手島大輔というサポートを得てがっしりとしたバンドサウンドを確立してきた。
ツアーファイナルとなった12月の中野サンプラザ公演で中田はこんなことを言っていた。「ツアーを始めた時は、この曲(アンコールのラスト“君無しじゃいられない”)がふさわしくないと思ってたから、アンコールでもやらなかった。でもツアーを回っていく中でどんどん固まって、世界中のどこにもないバンドになって」。
2011年への期待が高まっていただけにせつないが、それぞれの活動に期待したい。

ラストアルバムとなってしまった『孤独のカンパネラを鳴らせ』。“ロンサム”の《足を止めないでくれよ》という歌詞を、こういう祈りの気持ちで聴くことになるとは思わなかった。

写真は、前にブログでアップしたが中野サンプラザ終演後の3人。 (井上)
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