髭ちゃん、熱狂の2003-2005

髭ちゃん、熱狂の2003-2005

「ほぼ再結成!これが髭かあ」とか、
「今日の曲、ほぼ新曲だよー」
とかMCで須藤が言うくらい、新鮮な一夜。
そう、「懐かしい」ではなく、「新鮮」だったのだ。

本日先にあげたブログでも書きましたが、髭の『BACK TO THE FUTURE』@渋谷 CLUB QUATTRO、3連日の初日に行ってきた。
髭の初期から現在まで、時代別に分けた楽曲を3日間別メニューでプレイするわけで、今日は初期。
「LOVE LOVE LOVE」(2003) / 「Hello! My Friends」(2003) / 「BATTLE OF MY GENERATION」(2004) / 「Thank you,Beatles」(2005) / 「I Love Rock n' Roll」(2005)からの曲を披露したのだけど、期待以上にめちゃくちゃ楽しいライヴだった!

個人的には“1mg”とかすごくよかったなぁ。
終演後に須藤と話したら「あの曲は意外と今と繋がるものを感じた」というようなことを言っていたが、まさにそう。
当時とはアレンジも違っているんだけど(昔はコテイスイもアイゴンもいないし)、
サイケデリアの奥にあるユーモアと美しさにグッときた。
今日は初期の曲ばかりということで、刺々しい攻撃性やフリーキーさが濃いめだとなんとなく予想して挑んだのだけど、
で、もちろんそれも間違いではないんだけど、
それ以上に強く感じたのは、髭の曲にはポップさや普遍性が最初からこんなにも宿っていたんだ、ということ。

とは言えアンコール一曲目が“白痴”だったりするのだが(笑)。

そして“テキーラ!テキーラ!”“虹”という比較的最近の曲をやったダブルアンコールもめちゃくちゃよかった。
須藤は笑顔キラキラさせながらハンドマイクでノリノリで歌ってるし、バンドの演奏のグルーヴも熱いし、ちょっと今までにないくらいの、ぶっとんだハッピー感だったのだ。
そのグッドバイヴレーションに圧倒されて、最後には観てて涙が出たくらい。
須藤もMCで「今日は人生上のベストアクト!」みたいなことを言っていたが、それもあながち嘘じゃないかも。いやぁ、本当によかった。

明日は、髭に一気に火がついた『PEANUTS FOREVER』と『Chaos in Apple』。
これも凄そうだぁ。(福島)
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