6月20日にミニアルバム『せきららら』でデビューを果たす
シンガーソングライター、渋沢葉（しぶさわ・よう）。
↑の“世俗的狡知”のビデオにもよく表れているけど、
危うさと強さと歌うことに対する確信が、
とにかく、その声、目、身体全体に表れている、本能のシンガーだ。
“世俗的狡知”はチバユウスケ・プロデュース。
ミニアルバムはこの曲を含めて2曲をチバ、
残りの4曲を土屋昌巳がプロデュースしている。

まだフルバンドでのライヴはたった2回しかやっていないが、
その2回とも観た人間の感想としては、
とにかくひとりでも多くの人に生で観てほしいということだけ。
「生きる」と「歌う」がこんなにも直結しているアーティスト、なかなかいない。
だから、ヒリヒリしているしトゲトゲしているし痛々しいのだけど、
歓喜と快楽と祝福が生まれる。

6月30日発売のJAPAN8月号「NEW COMER」で掲載します。

あ、上のYouTubeのビデオは期間限定公開なので、お早めにチェックを。（小川）